Dear my hand vol.02
保湿は「こまめ」に、一番気になるところから
手の保湿で一番大切なのは、ハンドクリームなどを「こまめ」に塗ること。
乾燥に気付いてから、たっぷりとクリームを塗っても、角層まで浸透しきれなければ逆にベタついてしまい、ケアにネガティブな印象すら抱いてしまうこともあります。
さらに、一度にたくさん塗るよりも、こまめに浸透しやすい量を塗る方が良く、一番気になるところからクリームを乗せ、たっぷりケアしましょう。
ハンドクリームを塗るHOW TO
1:乾燥が気になるところにハンドクリームを点置き
クリームを置く場所は、手の中で一番気になるところに。指先や爪周りの乾燥が気になる方は、指先に点置き。手の甲の乾燥が気になる方は、手の甲に直接クリームを乗せる。
2:気になる部分同士を擦り合わせて、
ハンドクリームをなじませる
3:なじんだら掌(てのひら)で全体に広げる
保湿が足りなければ、クリームを補充。一回の量を決めるより、その時のお肌の乾燥具合によって、クリームの量を変えてみてくださいね。この塗り方は、掌(てのひら)があまりべたつかないので、次の作業にも移りやすいのです。
Recommended Item
メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ美白ケアと、紫外線もカットできるジェルタイプのハンドクリーム。軽いテクスチャーでベタつきにくいのもうれしい。
温かい手で肌に触れることは、自分へのやさしさ
エステティシャンは冷たい手でお客様に触れないために、
施術前には手を温めておくことが基本の基。
それは自分の肌に触れる時でも同じこと。
温かい手で肌に触れると心も落ち着き、
使用する化粧品の浸透率だってぐんと上がります。
手を温めるHOW TO
1:虎口(ここう)という人差し指と
親指の間にあるツボを押し、掴んで離す
グリグリと10秒ほど押してから、3秒ほどギュッと掴んでパッと離します。
2:指間穴(しかんけつ)という
指の付け根のツボを押し、引っ張る
指間穴(しかんけつ)は手の甲側の人差し指から小指の指と指の間の付け根にあるツボ。同じくグリグリと10秒ほど押さえ、最後に3秒ほどギュッと掴んでパッと離します。じんわりと掌が温かくなるのを感じることができるはず。夏場のクーラーなどで、手先が冷えやすい方にもおすすめです。
毎日一生懸命、自分と大事な人たちのために頑張ってくれている手。「今日もありがとう」「明日もよろしく」という気持ちは、自分とその手の間であっても、必ず伝わるもの。今日の労をねぎらう気持ちでお手入れをしてみてはいかがでしょうか。温かく柔らかい手で、自分のお肌をやさしくケアしてみてあげてくださいね。
次回は、顔のむくみを解消させるマッサージ法をレクチャーします。