2023.12.20

A gift to express your feeling

ギフトコンシェルジュ/裏地桂子さん

People

手土産は気持ちを伝える
最高のコミュニケーションツール

人生には理由がある
vol.21
ギフトコンシェルジュ/裏地桂子さん

裏地桂子/ギフトコンシェルジュ

ギフトコンシェルジュ、文筆家、草月流師範。女性誌のライターとして活躍後、雑誌や企画展などの商品セレクション、ショップのプロデュースなどを手がけ、企業の顧問アドバイザーも務める。近著に「最上級のプチプラギフト100」(光文社)。「贈る心得。 ご縁結びのスイーツ」(講談社)など著書多数。
裏地桂子さんのInstagramはこちら

手土産は気持ちを伝える
最高のコミュニケーションツール
ギフトコンシェルジュ/裏地桂子さん

クライアントの要望に合わせて最適なギフトを提案するギフトコンシェルジュの裏地桂子さん。
そのセンスと知識を生かして、商品開発やブランディングなど幅広く活躍しています。
「手土産は最高のコミュニケーションツール」と話す裏地さんの
もらう方も渡す方もハッピーになれるギフト選びの根底にあるものや、
年数を重ねるごとに変化していった考え方などについてお伺いしました。

YouTube

公式YouTubeチャンネルでは、インタビュー動画をご覧いただけます。

専業主婦からフリーライターへ。叶わなかった願いが新たな道を切り拓く

世界中から観光客が集まる道後温泉を有する愛媛県松山市。そこで裏地さんは生まれ育ちました。
父方・母方共に初孫であったため、誕生日やクリスマス、入学など折に触れては、たくさんのプレゼントをいただいていたという裏地さん。
リボンをほどき、包装紙を開ける時の心躍る気持ちを今でも覚えているそうです。

都会に憧れのあった裏地さんは高校を卒業し、東京の大学に進学。卒業後はラジオ局に勤務。広告代理店勤務のご主人と出会い、24歳で結婚します。27歳の時、横浜市内に新居を構え、専業主婦に。「お家が大好き」だったことから好みのインテリアや家具、使いやすいキッチン、美しい収納などで家の中を心地よい空間に整え、充実した毎日を送っていましたが、子どもにはなかなか恵まれませんでした。不妊治療も今ほど進んでおらず、「もう無理かもしれない」と思い悩んでいた頃、ご主人から「何か好きな事してみれば?」と提案されます。雑誌が好きだった裏地さんは偶然見つけたファッション誌の編集スタッフ募集に応募し、ライターとしてのキャリアをスタート。ファッション班に入るも、専業主婦としての経験からライフスタイル系の記事を担当するようになり、いつしか何本もの原稿を抱える売れっ子ライターになっていました。

順調にキャリアを築いていた裏地さんですが、激務のあまり体調を崩してしまいます。ライターを辞めましたが、そのセンスと審美眼から外資系ホテル内のショップの立ち上げにスタッフとして携わったことをきっかけに、ブランディングやギフト関連の仕事を手がけるようになっていきました。

手土産の選び方や渡し方は、すべてのコミュニケーションに通じる

ライターとして取材先を訪れるのに必要になるのが手土産。インターネットで気軽にリサーチできる時代ではなかったため、「選ぶのがすごく大変だった」と裏地さんは振り返ります。そして、さまざまな取材先で手土産を渡して気づいたのは「手土産をもらって嫌な人はいない」ということ。「手土産っておもしろい。選ぶのも楽しいし、喜んでもらえるのも嬉しい。そうやって誰がどんな手土産を喜んでくれるのかを学んでいったんです」。相手との関係性からの適切な予算設定、好みを知るためのリサーチ、配る時に切り分けが必要でなく、分けやすいなど受け取る側に手を煩わせない配慮、負担をかけない渡し方や気持ちが伝わる言葉を添えること。裏地さんの手土産の選び方や渡し方は相手への思いやりや想像力に溢れています。著書にも「手土産は気持ちを伝える重要なコミュニケーションツール」「いい人間関係を築く第一歩」と書かれているように、その思いと人柄が多方面からのオファーを集め、ギフトの達人と呼ばれる所以なのでしょう。

もちろん、渡す時だけではなく、もらったときでも相手が自分のために時間を使って選んでくれたことに対し、心からの感謝を伝えることを忘れません。しかし、いただいたものがどうしても苦手だったときは、親しい間柄であれば感謝の気持ちはしっかりと添えつつ「ごめんなさいね、これは少し苦手なの」と素直に伝えるそう。「その方がお互い誤解がなくいい関係になれるんです。万が一、それで関係がダメになってしまってもそれはそれで仕方ない。去る者は追わず、人間関係だけではなくモノにも執着しないようにしています」。

裏地さんが提唱する「ご機嫌に生きる」ヒントを詰め込んだ一冊。『ごきげん力 8つの育て方〜運も縁も思うがまま〜』 ワニ・プラス 1,320円(税込)

大切にしているのは、モノや人に固執せずご機嫌でいること

コロナ禍を機に東京と道後、2拠点で生活を始めた裏地さん。「モノも人間関係も住むところも固執しない方が良いと思っていて、ご機嫌でいれば周りにやさしくすることもできますよね。誰だって一人で生きていくことはできないのだから。そのためには足るを知ることも必要になってくると思います。“相応”という言葉がすごく大事だと思っていて、高のぞみしすぎてもどうかと思うし、かといって下を見てもしょうがないので。自分にも無理をせず、平穏無事でいることに感謝して生きる方が穏やかな気持ちでいられますよね」。

裏地さんがイキイキと、そして美しく歳を重ねているのは「いつもご機嫌でいる」という考えが背景にあります。ただ、日々を生きる中で常にご機嫌ではいられないというのが現実ではないでしょうか。

「私も一見幸せそうに見えても、“子どもに恵まれない人生だったな”と思うこともあるし、母も早くに亡くしています。だけど、そんなこと考えても仕方ないから、ネガティブにならず受け入れるようにしています。不機嫌ってあっという間に移るんです。でも“いつも楽しい”なんて無理なんです。だから、自分をご機嫌にさせるものは何かを知っておくといいですよ。例えば新しいタオルを使うとかお気に入りのカップでコーヒーを飲むとか、ちょっと高い入浴剤を入れてお風呂にゆっくり浸かるとか。日々のちょっとした贅沢でご機嫌になれたり。私はシャンパンを飲んでいるだけで幸せです(笑)。年齢を重ねると考え方も変わるし、状況もどんどん変わっていくものだから、楽しみながら受け入れる。それくらいの気持ちでいると楽に生きられますよ」。

朗らかで輝きに満ちた笑顔の秘訣は常に前向きでご機嫌でいるからこそ。ギフトを通して周りをハッピーにしながら自身も人生を楽しんでいる裏地さんの言葉には楽に生きるためのヒントがたくさん詰まっています。最後に裏地さんの大切にしていることを聞いてみました。「口角をきゅっと上げること。否定的な言葉は言わない。あとは寝る時と起きた時、いいイメージをすることですね。これだけで毎日が全然違いますよ。是非やってみてください」。

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夏は洗顔の後に保湿水、冬はそれにクリームを足す程度のシンプルケアが基本だという裏地さん。「昔は本当にいろいろやっていましたが、やりすぎない方が肌にはいいのかなって。でも今回久しぶりにラインでケアをして、セルグレースのフォーミュラはとても良かったです。(角層までの)浸透が速く、しっとりしますよね。香りがないのも使いやすかったです。普段ファンデーションを使わないのは一度撮影の時に瞼が腫れてしまったことがあって…。だから普段はパウダーだけ。

セルグレースのグロウ ブレンド プレストパウダーは大好き。粒子がとても細かくてほどよい艶感が気に入りました。あと、グロリアートのパーフェクトシルキー アイズは発色が良くて使いやすかったです。02の紅梅(コウバイ)は今日も使わせていただいたのですが、着物にすごく映えて素敵。派手すぎず華やかでいいですね。01の琥珀重(コハクガサネ)はブラウン系で普段使いにぴったり。アイシャドウパレットって使わない色が必ずありますが、これはどちらも全部使えるのが嬉しいですね。とてもバランスの良いパレットでメイクをするのが楽しかったです」。

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「プチギフトにぴったり」と裏地さんがおすすめするのは、厳選された原綿を熟練の職人が何十もの工程を経て織り上げるドイツ生まれのフェイラー。ソフトな質感と吸水性が特徴のハンカチは、ポップなデザインが女子心をくすぐります。
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