2023.07.27

How to find your way to shine

宝塚OG・エンターテイナー・脚本家/天真みちるさん

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挫折と葛藤の末に見つけた
自分の輝かせ方

人生には理由がある
vol.17 後編
宝塚OG・エンターテイナー・脚本家/天真みちるさん

天真みちる/宝塚OG・エンターテイナー・脚本家

2006年宝塚歌劇団に入団、花組配属。幅広い男役を演じ名脇役として脚光を浴びる。2018年に同劇団を退団し、会社員を経て「たその会社」設立。代表取締役を務め、舞台、朗読劇、イベントなどの企画・脚本・演出を手掛ける傍ら、自身もMCや余興芸人として出演している。
天真みちるさんのInstagramはこちら

"挫折と葛藤の末に見つけた
自分の輝かせ方"

宝塚歌劇団(以下タカラヅカ)で多くのおじさん役を演じ、
唯一無二の存在としてファンに愛された天真みちるさん。
誰もが憧れるトップスターではなく、
脇役としての道を選択するまでの挫折や葛藤、
「トップだけでは舞台は成立しない。自分には自分の役割がある」と、
自身が輝ける場所を見つけるまでのストーリーをお伺いしました。

後編では、自分の価値の見つけ方、輝かせ方について話は進んでいきます。

宝塚OG・エンターテイナー・脚本家/天真みちるさん
人生には理由がある 前編はこちらから

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公式YouTubeチャンネルでは、インタビュー動画をご覧いただけます。

誰もが、舞台の中央でスポットライトを浴びるスターを目指す中、
独自のスタイルで存在感を示してきた天真みちるさんは、
「情報量の多いおじさん」役として、
タカラヅカで唯一無二の存在としてその頭角を現し始めます。

自分の価値は自分で探す。
天真みちるさんがたどり着いた答えとは

きっかけはある演目での「村の男」役。細かく人物像をイメージし、男役のかっこよさよりも面白さを追求した結果、客席から笑いが起こるなど確かな手応えを感じました。観客の反応や役を掘り下げる楽しさから、おじさんを演じる方が性に合っていることに気づきました。急きょ代役を頼まれおじさんを演じたところ、演出の先生から「あまりに面白かったので、代役であることに気づかなかった」と褒められ、そこで初めて自分の存在が認められたと感じました。「もっと認められたい!」と他にはない独自の「おじさんルート」を選び、その道を極めることを決意したのでした。

研究科生の中にはなかなか芽が出ずに「価値を見出してもらえなかった」と退団してしまう人もいましたが、天真みちるさんは「自分の価値は自分で探すべき。辞めるのは、あがいてあがいてやるだけやってみてからでもいい」と考えるようになっていました。受験の時と同様、みんなと同じ方向を目指すのではなく、自分の価値をどこで活かせるかを見極め、その方法を考えること。そうした客観的な視点と戦略が天真みちるさんの大きな武器になっています。

「当然私も最初のうちはトップスターを夢見たこともありました。でも音楽学校に受かった時に、みんなは全力で走り始めたのに私はずっと準備運動をしていて、気がついたらもう間に合わないほど差がついていました。本気を出さずに準備運動ばかりしていたのは、自分はトップになれないんだということに気づきたくなかったのかもしれません。でもタカラヅカ人生のどこかで、たくさん汗をかきながら自分が今一生懸命頑張ってるって胸を張れることはないか考えた時に出会ったのが、おじさん役だったんです」。

初めてタカラヅカを観たときに感じたトキメキや興奮を誰かに与えることは、自分にはできないかもしれない。だけどトップだけでは舞台は成立しない。箸休め的な存在として作品の一つのピースになら、なれるかもしれないと思った時、「居場所を見つけた気がしました」と言います。

今、天真みちるさんはタカラヅカで経験したことを糧に、「歌って踊れる物書き」として、俳優、脚本、演出など幅広く活躍し、「いつか自分にしかできない舞台をつくること」を目標に日々さまざまなことにチャレンジしています。思う道に進めなくても自らの力で居場所を作り、見事に花を咲かせた天真みちるさんなら、これからもきっと今までになかった素晴らしいエンターテインメントを私たちに見せてくれるに違いありません。

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「化粧水だけで生きてきた!」|天真みちるさんにナリスのオススメ製品を使っていただきました

天真みちるさんのお気に入りアイテム!

タカラヅカ時代は常にすっぴんで、
スキンケアも化粧水程度だったという天真みちるさんですが、
お肌はまるで赤ちゃんのようにすべすべ!
ちょうど美容皮膚科で働く同期生の勧めでケアをし始め、
最近少しずつ興味を持ちだしたそうで、ナリスの製品も気に入っていただけました。

肌に負担のかかる舞台メイクをしていたタカラヅカの頃もスキンケアには無頓着だったという天真みちるさん。「肌の弱い子は、舞台のたびに肌荒れをしていましたが、私はどんなに濃いメイクをしても全く平気で、肌の悩みというのが一切なかったんです。いつもすっぴんだからクレンジングもしませんし、帰ったら冷水で顔を洗って終わり。ドンキで買った安くて大きな化粧水を適当につけているだけでした。でも少し前に美容皮膚科で働いている同期に肌診断をしてもらって“もっとちゃんとケアした方がいい”と言われてから、少し気にするようになったので、今回のお話は嬉しかったです。これまでやっていなかった分、違いが顕著に分かりました。特にディアーゼのホワイト スージング ジェルマスクは、美容成分が贅沢に入っていて、ひたひたですごく気持ちよくて、お風呂上がりの習慣になりました。

マジェスタのWクレンジング セラムは、しっとりしていてつっぱらず、無香料なのが気に入りました。あとは薬用エクメールのスキャルプシャンプー!すごくいい香りで癒されます。15年間ブリーチやカラーを繰り返して、かなりダメージがあるのですが、洗い上がりが軋まず、乾かした後も収まりがいいんです。あと、いつもベレー帽をかぶっているので、スキャルプ ケア ショットは頭皮のケアができるのが嬉しいですね。旦那さんも一緒に使っています」。

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