
今日より明日、きれいになれる
ナリス化粧品が考える美しさとは

「どうしたら人の肌は美しくなるのか?」
ナリス化粧品の始まり
ナリス化粧品は研究者だった村岡満義が1932年に創業しました。根っからの研究者だった満義は、来る日も来る日も「どうしたら人の肌は美しくなるのか」と考え続け、その深く強い探究心を化粧品開発に向け続けました。当時のスキンケアは塗り重ねる足し算の考え方が主流だったため、古い老化角質を取り除くことで肌を美しくするという“ふきとり化粧水”の引き算の概念は画期的なものでした。
研究の末に誕生したのが1937年発売の初代「コンク」です。後に社名にもなったナリスという言葉。英語の“nourishment =栄養を与える”をヒントに満義が作ったブランド名でした。ふきとり化粧水から始まったナリスですが、「余分なものを取り除き、必要なものを与える」という美容理論は創業当時から現在まで大切にしているナリス化粧品の根幹です。これらの美容理論や研究の末に誕生した数々の化粧品が世に広まっていったのは美容家でもあった妻、愛の存在が大きく関わっています。

第二次世界大戦前後の混沌とした情勢下でも愛は美しさを諦めず、強く生きていこう!という前向きなメッセージを提示し続けたのです。広告の打ち方に始まり、西洋メイクの必要性、正しいスキンケアの啓蒙と、愛の活動は幅広く影響を与えました。中でもナリス化粧品のターニングポイントとなった事業が2つあります。一つは1959年に始まった訪問販売事業です。女性たちに正しい美容の知識と技術を持ってもらい、社会的自立を促すというもの。化粧品を作って販売するだけでなく、化粧品を通じて人を育成する事業は、巡り巡って化粧品の品質向上やお客様との信頼構築にもつながっていきました。
もう一つはエステティック事業です。今年でナリスのエステは50周年を迎えますが、そのさらに20年ほど前からヨーロッパに渡りエステティックの研究をしていました。研究者の満義、美容家で先見の明を持つ愛の二人三脚で「人様のために」美しさを追い求め続けてきたことが今につながっています。
どうしたら人の肌は美しくなるのか? 創業から92年、日々考え続けています。

安心+安全=美しさ。
日々研鑽を積む、ものづくりの現場
「肌を美しくするために」という熱い思いはものづくりの現場にもあります。創業者で生涯研究者だった満義は、皮膚科学を研究し続け、どうしたら肌悩みを解消し、安心して使える化粧品にできるかを探究し続けました。その“満義イズム”は現在も、ナリス化粧品の研究開発部に息づいています。常にもっと美しい肌にするには何が必要なのか?を日々研究。時代の移り変わりとともに、生活スタイルや肌環境は大きく変化していると同時に化粧品も進化しています。研究者として新たな発見や研究の成果を上げることは達成感もありますし、うれしいことでもありますが、「全てのお客様が安心して使える安全なものを」というものづくりへの想いを忘れてはならないと思っています。安心、安全という信頼関係があって初めて美しさを問えると思うからです。

安心、安全な化粧品を世に出すのに欠かせないのが成分の原料選定です。使用する原料はすべて自社の厳しい検証→テストをパスしたものだけ。中でも最もこだわっている成分の一つがバラ。ナリス基準の安全性が担保された国産生バラエキスを確保するためには自分たちで作るのが近道で確実だという考えから、宮城県に1万坪以上の広大なバラ園を持ち、自社栽培しています。こだわりはバラが最も香り高くなる朝に手摘みしエキスを抽出すること。1kgのバラからわずか0.3gしか取れない極稀少な生バラエキスを化粧品に配合しています。
そしてもう一つ、大切なものづくりの現場が生産工場です。研究開発を経て、厳しい審査を合格した、バラをはじめとする原料が商品となる大切な場所です。その工場で常に意識し、共有しているのが「後工程はお客様」という言葉。チームで作業する生産現場の一人一人が自分の後に作業する担当者のことをお客様だと思って作業するという意味です。それが、現場の安全やロスの削減となり、結果、化粧品の品質向上へとつながります。
このように、きれいになるための化粧品を最高の品質でお届けすることを強く意識しながら研究開発・原料選定・製造部門が三位一体となり日々ものづくりと向き合っています。
後編へつづく
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2024/10/20(日) 17:00公開です。