人生には理由がある
vol.26
モデル・美脚スペシャリスト／彦坂桜さん

冨永愛さんとの衝撃の出会い。
高身長を活かしてショーモデルの道へ

高校は女子校だったこともあり、高い身長も細い脚も逆に羨ましいと言われることが増え、コンプレックスも次第に気にならなくなりました。また、同じ学校の上級生だったタレントの香里奈さんがモデルとして活躍しており、彦坂さん自身、街でスカウトをされることも。「モデルならこの身長を活かせるかもしれない」。いつしか彦坂さんの中にそんな思いが芽生え、モデル事務所に所属。モデルへの第一歩を踏み出しました。しかし、地元・名古屋で活動するには身長が高すぎることから、モデルとしての活動の場がなかなか広がらなかった彦坂さんは、ファッションショーなら自身の体型が活かせるかもしれないと、「神戸コレクションに出たい」と考えるようになりました。なんと自ら事務局に電話をかけ、オーディションに参加。「絶対に出たい」という強い気持ちで挑んだところ、とんとん拍子に出演が決まり、憧れの神戸コレクションでランウェイデビューを果たしました。

ショーモデルからパーツモデルへ。
誰かと比べるのではなく自分自身が輝くこと

パリコレ出演と同時期に国内でのオーディションにも合格した彦坂さん。それがATSUGIの商品パッケージに掲載する、脚のパーツモデルでした。「最初はもちろん、“え？脚だけなの？”っていう気持ちもありました。でもATSUGIのオーディションでも外国人モデルが100人くらいいる中から選んでいただいたり、事務所でも“この子の魅力は脚だね”って言ってもらえたり、やっぱり私の長所は“脚”なんだって。ひとつでも誇れる部分があればそれが自信につながって、心の持ちようも変わったんです。ショーモデルとしてはもう引退している年齢ですが、パーツモデルという形でモデルを続けられているのは、脚のおかげだと思います」。

パーツモデルとして、怪我をしないようスポーツはしない、日焼けや虫刺されに常に気をつけ、マッサージやストレッチなど毎日ケアをし、撮影日が決まれば2週間前から調整。そういった努力を続けることで、「10年前の脚より、今の方が好き」だといいます。ATSUGIストッキングのパッケージモデルも今年で16年目を迎えました。

コンプレックスだった身長のおかげでショーモデルになり、それが現在の仕事につながっていることや、評価されたことが自信となり、さらにその部分を磨くことで自分の身体を愛せるようになったという彦坂さん。内面にも大きな変化があったといいます。
「どうしても人と比較されてしまう仕事ですが、それぞれが素晴らしいから、自分自身を輝かせるためにはどうしたらいいだろうって考えたときに、自然体でふるまうことを、経験を積んで学んできたような気がします。私にはない今にも走り出しそうな筋肉質な脚とかもまた美しいなと思いますし、それぞれ皆さんが持っている脚を最大限に美しく磨くことが一番なのかなと思います」。

パーツモデルを極めたからこそ、モデルとしての新たなキャリアを切り拓き、現在はTV番組をはじめさまざまなメディアへの出演や、脚のケアに関する商品開発・セラピストなど仕事の幅がどんどん広がっているという彦坂さん。今後の活躍がますます楽しみです。

彦坂さんが最初に選んでくださったのはマモナのボディミルク。「バラの香りが本当に素晴らしくて、とっても癒されました。1日の終わりにこの香りを嗅いで眠りにつきたいです。テクスチャーも肌馴染みがよくて使いやすいですね。ナリスのバラ園で栽培された朝摘みのバラエキスを使っているという背景を知ることでなんだかもっと愛着が湧きました」。次に選んでくださったのはルクエ コンク。「ふきとり化粧水というのはあまり使ったことがなかったのですが、1日の終わりにきちっと汚れをとることって大切なんだなって思いました。ふきとった後のコットンを見て、こんなに汚れてたんだって驚きました。しかもやさしくふきとれている感じもいいですよね。毎日のケアに加えたいです」。