2023.06.20

Continue to develop self-efficacy

ダイエット美容家/本島彩帆里さん

People

自己効力感を
育みながら続けること

人生には理由がある
vol.16 前編
ダイエット美容家/本島彩帆里さん

ダイエット美容家/本島彩帆里

ダイエット美容家。エステティシャンの経歴と1年強で20kg減量というご自身の経験に基づいた数々の美容 メソッドを発信。Instagramのフォロワー数23万人超え、ダイエットをテーマにした著書は総部数43万部以上を売り上げる。日常のちいさな「できた」を増やすセルフケア ブランド〈eume〉のプロデュースも行う。
本島彩帆里さんのInstagramはこちら

自己効力感を
育みながら続けること
ダイエット美容家/本島彩帆里さん

ダイエットに興味を持ち出してからというもの、
幾度もリバウンドを繰り返してきたという本島彩帆里さん。
数年前に、はじめて20kgもの減量を無理なくかなえた背景には、
自分の身体と心への向き合い方の変化があるといいます。
年を重ねるほどに磨き上げられてますます輝きが増すばかりの本島彩帆里さんに、
ダイエットを継続するためのコツや真の美しさのあり方などについて、詳しくお話を伺います。

YouTube

公式YouTubeチャンネルでは、インタビュー動画をご覧いただけます。

リバウンドを繰り返し、産後はじめてダイエットに成功!

「中学生の時からずっと、自分の体型に悩んでいました」。本島さんがダイエットに関心を寄せはじめたのも、この頃。みんなが同じ制服を着用するという画一的な学校生活の中で、友だちよりも体重が重い気がする、どうしてこんなに脚が太いのだろう、と随分思い悩んだと振り返ります。「コンプレックスだらけの学生時代をすごし、大人になってからも、ダイエットへの興味は尽きないままでした。当時のわたしにとっては、とにかく細くなることだけが正義でした」。a

エステ、ジム、食事制限など、あらゆるダイエット方法を試してはストイックにこなそうとしていたといいます。「自分の食欲ややりたいことを我慢して、ただがんばることを自分自身に強いていました」。

「結果、すぐ限界を感じてリバウンドを繰り返し、そのたびに落ち込んでいました。今思い返すと、自分に鞭を打っている状態だったので、続かないのが自然ですよね」。なかなか思うような結果が出ないまま結婚と出産を経験し、産後すぐにダイエットを再開。今度は子どもが中心の生活ということもあり、はじめて生活の延長で取り入れられる方法を実践しました。このことが、本島彩帆里さんに大きな変化をもたらすことになります。

「買い物のついでに遠まわりして歩いたり、子どもの寝かしつけをしながら脚を上げたり、気負わずできる運動を日常的に行うようにしました」。

同時に、食生活も見直したといいます。子育てを行う中で多くの知識に触れ、口にするものが血となり肉となり身体を作るものということを深く理解できたこともあって、カロリーや糖質を極端に制限するのではなく、無添加や自然素材のものなど、できる範囲でいいと思うものを選択するよう努めたそう。

「毎食後に飲んでいた市販の加糖カフェオレをやめて、血糖値の上がりにくいオリゴ糖を使って自分でコーヒーを入れるなど、ふだんの食事を少しずつ変えていきました。そんな風に、すでに習慣になっていることに自分ができることをちょっとずつ上乗せして、はじめたりやめたりしているうちに、するすると痩せていきました」。

無理なく実践できる小さな心がけを毎日積み重ねることで、産後のダイエット開始から1年3ヶ月でなんとマイナス20kgを実現。本島彩帆里さんにとって、はじめて確かな手応えを感じられた経験でした。

挫折を繰り返したダイエットと、無理なく続けられたダイエット。その違いは、自分自身との付き合い方にあると本島彩帆里さんは考えます。「リバウンドに悩んでいた時期は、波があってはいけないと思いこんでいました。だから、がんばれない自分に対して、いつも否定的で厳しい言葉を投げかけていました」。

けれど、子育てを通して、自分の感情に寄り添うことの大切さを学んだといいます。「自分自身にもダイエットにも、波があることを前提として関われるようになりました。お腹が減って食べたいと思うのはあたりまえの欲求。そんな衝動をも否定せずに、一旦受容した上で、じゃあどうする?と自分と相談して調整を行うようにしました」。

すると、できなかったことばかりにフォーカスするのでなく、できたことを自然と認めていけるようになったのだとか。「明日結果が出なかったとしても、今日できたことを確認するようにしています。自分の可能性を認めることで、自己効力感が育まれていく。三日坊主な性格は、以前なら“三日しか続かない”ダメなわたしでした。けれど今は“三日も続いた”ことを認めてあげられる」。小休憩したらまた続けていけばいい。自己効力感が高まると、自分との信頼関係ができるようになり、自然と自分にOKを出せる範囲が増えたそう。

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Staff credit

Photographer:Yui Fujii
Writer:Hiroko Shirasaki
Movie Photographer:Shinya Iino
Director:Sayaka Maeda (FLAP,inc.)
Assistant Director:Sara Fujioka (FLAP,inc.)