
Recipe That Cares Yourself
栄養士/渡辺友美子
栄養素を意識した1品で
体を整える
栄養士 / 渡辺友美子
免疫力アップのスタミナ野菜「ニラ」で作るパワフル焼きうどん

疲労回復をサポートしてくれるニラの辛味成分である「アリシン」がポイント。またそれ以外にもニラは、βカロテンをはじめ、抗酸化作用があるビタミンE、貧血予防に役立つ葉酸、腸の調子を整える食物繊維など、さまざまな栄養素を含みます。
たくさんの栄養素が摂れる一品ながらも、具を卵とニラだけにしていることで胃腸に負担がかからない工夫も。ごま油の香ばしさが満足感を高めてくれます。
材料(2人分)


◯うどん 2玉
◯卵 2個
◯ニラ 1/2袋
◯ごま油 卵用大さじ1、うどんを炒める用小さじ1
◯オイスターソース 大さじ1と1/2
◯しょうゆ 小さじ1
◯水 大さじ2
調理工程が分かりやすいレシピ動画はこちら
天然の薬!5種のスパイスたっぷりスープで体の奥から元気に

シナモン、ターメリックなどなるべく家庭でも使いやすいスパイス5種を組み合わせたスパイススープ。豆乳を入れることでまろやかな優しい味に仕上がっています。ターメリックに含まれるクルクミンは肝機能を活性化させ、疲労回復に役立ちます。また抗酸化作用や美肌効果も。手羽元と長ネギを焼く時は、こんがりと焦げ目が付くまで焼くことで、スープに香ばしさを出すのがポイント。
材料(4人分)


◯手羽元 8本
◯長ネギ 1本
◯水 1000mL
◯豆乳 100mL
◯鶏ガラスープの素 大さじ2/3
◯塩 小さじ2/3
◯酒 少々
◯スパイス5種(各小さじ1/6 ※目分量でOK)
パプリカパウダー/クミンパウダー/ターメリックパウダー/シナモンパウダー/ナツメグ
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渡辺友美子さんの調子を整える食習慣

冷えの悩み解消には、シナモンと白湯
編集部:普段、渡辺さんが食生活で意識されていることはありますか?
渡辺さん:スパイスが好きでよく取り入れています。スパイスは“天然の薬”とも呼ばれていて、風味を変えるだけでなく、食欲増進や消化促進作用などそれぞれ違った栄養素を備えているんです。栄養面を考えた料理に取り入れやすいですね。
編集部:特によく取り入れるスパイスはありますか?
渡辺さん:実は昔から冷え性に悩んでまして。シナモンは血行を促進して、冷えを解消する作用があると言われているので、意識して取り入れています。
編集部:具体的にはどう取り入れてますか?
渡辺さん:米粉のケーキに入れたり、紅茶に入れたりが多いですね。シナモンは一般のご家庭でよく使われているものですし、日々の食習慣に取り入れやすいと思いますよ。
編集部:他に体を整えるために取り入れている習慣はありますか?
渡辺さん:毎朝起きたら白湯を一杯飲むようにしています。体があたたまりますし、腸のデトックスにも役立ちます。目覚めがいいなぁと思うことが多くなりましたね。

“好きなことをする”はセルフケアのひとつ
心と体を元気にするためには栄養バランスが大切。ただし、同時にストレスを溜めないことも大事だと語る渡辺友美子さん。
「甘いものが好きなので週に3回と決めて、好きなものを食べています。また休みの日は好きなカフェ巡りをしたり、なるべく好きなことをするように。これもセルフケアのひとつだと思うんです。いくら食事の栄養面を改善しても、ストレスで調子を崩していまえば元も子もないですからね」