
余分なものを取り除き、
必要なものを与える

「余分なものを取り除き、 必要なものを与える」の発想
化粧品とは、“塗るもの”そして“与えるもの”という考え方は、現代でもまだまだ当たり前です。しかし、ナリス化粧品の創業者であり、技術者としても草分け的な存在であった故・村岡満義氏は、なんと戦前の時代に、肌が本来持つ「自ら美しくなろうとする力」に着目。
「古い角質がいつまでも肌の上に残っていたら、健やかな肌の邪魔になる。化粧品で素肌に不要なものを取り除けたら...。」と、当時の常識をくつがえす画角的な発想で、ふきとり用化粧水『コンク』第1号を開発しました。
老化角質を化粧品の力で取り除く『ふきとり用化粧水』が、国内ではじめて発売されたのは、昭和12年のことです。

老化角質をふきとり、クリームで補う
その頃は、肌を白く塗り込める「白粉」が主流の、化粧は足し算という時代。化粧品は素肌を美しく保つもの、というより素顔に塗って、美しく見せるものという存在でした。そんななか、ナリスのコンクは徐々に話題となり、同時に“与えることだけが美しくなるのではない”という新しい価値観も生まれたようでした。コンクに続いて、ナリスが世の女性に広めたのが『お蚕美容法』です。
それは、コンクで老化角質をふきとり、クロロホルモンクリームで潤いを補うという、まさに今のスキンケアスタイルの基本。『お蚕美容法』というユニークなネーミングは、ふ化したばかりの蚕は黒々としているのに、脱皮を繰り返すうちに乳白色になり、ついには透明になるというプロセスを美肌づくりのプロセスになぞらえたという訳です。
お蚕美容法は大変話題となり、“きちんとお手入れをすれば、あか抜けした美しい素肌になれる”と、多くの女性の心をつかんでいきました。

いくつになっても、 肌に濁りを残してはいけない
お蚕美容法の頃からナリス化粧品のコンクをご存じだとおっしゃる方のお話。
「私がコンクと出会った頃は、まだまだ化粧品は特別なもので、おめかしするためのものでした。でも、まずはお肌を清潔に美しく保つことが大切、とコンクにはスキンケアの素晴らしさを教えてもらった」と話すその方のお肌は、シミひとつないつるりとした白肌。
その方は「女性の肌は自分の名刺みたいなものだから、濁りは残してはいけない」と凛とした笑顔で語ってくれました。

美しい素肌への憧れは、 古今東西変わらない
ナリスの美容理論である「余分なものを取り除き、必要なものを与える」というシンプルな考え方を、まずカタチにしたのがコンク。そして、毎日美しい肌でいたいと願う女性の気持ちに応え、自分の肌に手をかける喜びを教えてくれたのもコンク。

お手入れをすれば、素肌は美しくなる。美しくなると、楽しくなる。幸せになる。と、女性にとってとても大切なことに気づかせてくれました。ナリスのコンクが導いたスキンケアの喜びは、今の時代もずっと、進化をとげながら続いているのです。
Pick up item

ヨクイニンエキス※1が角層の水分量を高め、柔らかくほぐして、取り除きやすくします。乾燥等のダメージから肌を守る月見草エキス※2を配合つるつるした肌へ整えます。
※1 保湿成分(ハトムギ種子エキス)
※2 保湿成分(メマツヨイグサ種子エキス)