2022.04.05

Listen to myself

ベンチャー女優 / 寺田有希さん

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相手と向き合い、自身に向き合う

人生には理由がある
vol.01 ベンチャー女優 / 寺田有希さん

寺田有希 / ベンチャー女優

1989年4月21日生まれ、大阪府出身。2004年に芸能事務所のオーディションをきっかけにデビューし、ヤングジャンプ「制コレ05」でグランプリを受賞。その後、フリーの女優“ベンチャー女優”へ転身し、「ホリエモンチャンネル」や「B.R.CHANNEL」のMCを務める。そして、誰にでも堂々と振る舞えるコミュニケーション術について綴った初書籍『対峙力』。本書では、大手芸能事務所をクビになり、10年近くフリーランス女優として活動する中で培った、「仕事・自分・夢」と対峙する方法を具体的に解説している。1万8000部を突破し、幅広い分野で活動中。
寺田有希さんのInstagramはこちら

相手と向き合い、自身に向き合う
ベンチャー女優 / 寺田有希さん

様々な番組で、大物とコミュニケーションをとってきた、ベンチャー女優の寺田有希さん。
対峙力を発揮するために、常に心がけていること、取り組んでいることとは。
今回は対峙力の一部について、寺田有希さんご自身に語っていただきました。

22歳で大手事務所をクビに。フリーの大変さを知り、ワガママだった自分を後悔。

「芸能界デビューしたのは15歳のとき。当初は女優一本の道を目指していたのですが、依頼をいただくのはグラビアやバラエティの仕事ばかりで。だんだん理想と現実の差が埋まらなくなっていきました。それにも関わらず、自分の理想を曲げないこと、夢を頑なにもつことを大事にし続けた結果……、22歳のときに事務所から戦力外通告を受けてしまいます。その後、フリーの女優として始動しますが、オファーが来るはずもなく、レストランのウェイターとして過ごす日々。それまで自分が如何に恵まれていたかを理解すると同時に、“私のまわりにいた方は、私を売り出すために時間も労力もかけて下さった”と申し訳ない気持ちになりました。同時に、人に対してやさしくなろうと考えるようになったんです。」と語る寺田有希さん。

「そんなある日、舞台でご一緒した堀江さんにYouTubeチャンネルのMCとして声をかけてもらいました。当時から堀江さんは、“YouTubeが絶対くるよ”とおっしゃっていたのですが、内心は“ホントに?”と疑心暗鬼でした(笑)。ですが、それ以外に仕事もなかったので、堀江さんの言葉を信じて彼の隣に立ち続けました。これが私のターニングポイントです」

コミュニケーションは相手を知ることから始まる。

「フリーの女優として活動する中で、『対峙力』を出版したのは、“大物相手とも臆せず話せる”と評価していただいたから。タイトルに関しても、『新R25』さんにインタビューしていただいたときに、記事の中で使われた「対峙力(=誰とでもフラットに向き合える能力)」から拝借させていただきました。実を言うと、私自身“大物と対峙できている”という認識はなくて、周りの人から言われて初めて気づいたんです。だからこそ書籍では、人と向き合う上で気をつけたことを振り返り、自分なりに導き出した経験談を綴っています。例えば、初対面ではコミュニケーションを受信することから始める試みもひとつ。自己紹介の場で、自分のことをうまく言おうとすると、相手の自己紹介が頭に入ってこなかった経験はありませんか? “それって意味ないじゃん”と気づいてからは他人のターンに集中し、その後の会話につながる情報を得るように心がけています。そしてそれは、“苦手なタイプ”と感じる相手にこそ怠らないようにしています。苦手な人こそ、少しでも仕事がスムーズに行くと楽ですし、苦手意識そのものを克服できたら申し分ないですよね。だからこそ“もっと知ろう”というモードに入り、相手の長所や共通項を探るようにしています。」

さらに、仕事の際は身なりを整えて自分を鼓舞するスイッチをONモードにするという寺田有希さん。

「“自分を鼓舞するスイッチを入れる”ことも忘れません。私にとってのスイッチは、メークと衣装です。そんな私も、昔は自分の身なりに無関心で、『B.R.CHANNEL』のMCに採用された理由は“ダサかったから”でした。プロデューサー曰く、番組に携わる中でファッションを一緒に学び、洗練されていく人材を探していたそうなんです。MCをしていると、干場さんや戸賀さんに憧れて上質な洋服に身を包み、キラキラと輝かれている男性たちを目の当たりにして“ファッションって、人の心を動かすことができるんだ”と心を揺さぶられました。それからというもの、“見た目から自分が好きになれたら、コンプレックスとも真摯に向き合える”と捉えるようになりました。だから今は身なりに気をつけて、“よし、いける!”と思った自分で画面に出るようにしています」

日頃から好意や敬意を伝えることでポジティブな循環を生み出したい。

寺田有希さんは、日頃から相手へ感謝の気持ちや素敵なところを口に出して伝えるようにしているそうです。

「リップを変えて仕事に行ったとき、まわりから“今日、雰囲気いいね”と褒められたとします。すると、“私、イケてるんだ”と自信が生まれ、仕事をもっと頑張れたり、笑顔が自然に増えたりと、ポジティブな循環が生まれると思うんです。だから褒めていただいたときは謙遜せずに、“ありがとう”と感謝の気持ちを伝えるようにしています。同時に、相手の素敵なところを見つけて褒めることも心がけています。私自身、まわりの人から褒めてもらって自信をつけることができたので、心から大切だと思うし、相手に伝わるように口に出すようにしています。お互いを素直に褒め合うことは、各々のモチベーションにつながり、物事がどんどんいい方向に進んでいくと思うんです。」

「ですが、お世辞は言いません。上辺だけの気持ちがこもっていない言葉って、すぐ相手にバレますし、かえって信頼をなくすことになってしまいます。まずは相手の “いいな”“すごいな”と思うところを見つけたら、素直に口に出します。そう、褒めることができるというのは、真剣に向き合い、知ろうとしている証拠なんです。褒める、褒められる行為を日本人は苦手としますが、モチベーションを上げるだけでなく、距離を縮めるきっかけにもなります。そして、それは円滑なコミュニケーションにもつながるので、とってもお勧めです」

寺田有希さんのお気に入りアイテム

乾燥が気になる私はマジェスタをライン使いで。

「昔から乾燥しやすいのが悩み。特に季節の変わり目は、肌が乾いてカサカサしたり、不安定になるので、スキンケアは保湿重視で選んでいます。そんな私にフィットしたのが、マジェスタシリーズ。ラインでの使い心地よさを感じました。中でもマッサージングパックは、良かったですね。さらに洗い流した後も、すっきりするのにつっぱる感じはなく、“私の肌と合っているな”と感じました。ベースメークは、エットシリーズが好み。普段、化粧下地とコンシーラーで簡単に済ませることが多いので、ふわっと薄付きでナチュラルな仕上がりがちょうど良かったです」

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