影をつくるのは
顔のこの部分!

昨今、メイクは「ナチュラルなメリハリ」がブーム。ベースメイクもなるべく薄く、ナチュラルにが気分です。よって一昔前のコントゥアリングだとやりすぎ! になりますので注意が必要です。今どきのコントゥアリングはこんな感じ。上の写真、青の三角部分が影を作る部分で赤が光を当て、明るく見せたい部分。肌に明暗を作ることで引き締まった印象を作り上げていきます。

ファンデーションの
濃淡2色使いで
メリハリを

濃淡2色のファンデーションを使って、影と光を作っていくのですが、色選びも大切です。自分の肌色をベースに、一段明るい色と一段暗い色のファンデーションを選んでください。影を作る部分=シェーディングはもっと濃い茶色じゃないといけないのでは? と思うかもしれませんが、濃すぎると違和感につながるので、濃淡の差はこれぐらいが今っぽいコントゥアリングに仕上がります。

暗い色のファンデーションを指に取りフェイスラインにひと塗り。その後スポンジで外側に向かってぼかしていきます。ここで注意したいのは、内側に塗り広げないこと。逆側のフェイスラインも同様に。

額の生え際にも暗い方のファンデーションをひと塗りし、スポンジでぽんぽん叩きながら塗り広げる。産毛の部分にもきちんと叩き込んでなじませて。逆側の額も同様に。

明るい色のファンデーションを頬の高い位置に指で点置き。その後スポンジで円を描くように内側から外側へ向かって塗り広げる。

Tゾーンとあご先にも明るい色のファンデーションを指でひと塗り。その後スポンジで優しくなじませる。注意したいのは伸ばしすぎないこと。ガイドラインの範囲を超えないようにして。

引き締めに必須! 
チークはこう入れる

チークがないといくらコントゥアリングしても間の抜けた印象になりがち。チークで血色感をプラスすることで生き生きし、ぐっと引き上がった明るい表情を引き出せるので、チークの入れ方は是非マスターしたいところ。チークを入れるのは写真の点線で囲った三角の中央部分。鼻下ラインより下にはみ出さないように注意してください! 膨張して見え、せっかくの引き締めメイクが台無しに。ガイドライン内にふわっとのせていきましょう。

程よく血色感を出せるカームピンクをブラシに取り、ガイドラインからはみ出ないよう円を描くようにふわっとブラシをすべらせながらチークをON。

追いチークはせずにブラシをそのままこめかみの辺りから頬にかけて何回かスライド。頬とフェイスラインをつなぎ、キュッとした印象を作ります。

ぼやっと→シャキッと!
メイクで激変ビフォーアフター

ファンデーションとチークでのっぺり顔からキュッと引き締まった血色感のある小顔に簡単チェンジ! 引き締めを意識したメイクで、エイジングをポジティブに受け止めましょう!

コントゥアリングって難しそうなイメージでしたが、やってるか、やってないかぐらいナチュラルに仕上げるのがポイントなんですね! それならチャレンジできそう! 私も早速やってみます!

後藤若菜さん

女性ファッション誌、美容雑誌などで活躍するヘア&メイクアップアーティスト。ロジカルなメイク術とトレンド感のバランスが秀逸。