マンガでわかる!
「無香料ブーム」を索引

独特な香りがしていた化粧品
女性の悩みを解消したい

ナリスでは創業以来、天然素材から抽出した成分にこだわって、肌に優しく肌そのものを美しく健やかにする化粧品の開発を続けています。その多くが業界の一歩先をいくものになっていますが、その1つに無香料メーキャップ化粧品「ドレッシーク」の発売があります。

一般的に以前の化粧品は、原料から独特な香りがするので、その匂いを紛らわすために、大量の香料が使用されていました。しかし原料の質や精製技術の問題でその匂いを消すことができなかったのです。香りのない化粧品は邪道などと言われることもありましたが、香りの好みは人それぞれです。 特に、香料が使われていたのは口紅でした。唇に使う化粧品は、できるだけ自然であるべきはず。食事や会話をするときに香りは邪魔になるし、呼吸をするときにも不快感が漂います。そこで、ナリスは香料を使わない化粧品の開発にチャレンジしました。

業界に先駆けて
無香料化粧品を発売!

当時、口紅に使われていた以外の油脂を配合して口紅を作ることが難しく、どのメーカーも手つかずの状態だったのです。そこでナリスは、まず口紅の原料を一から見直すことを始めました。無数の油脂を使って研究を進め、自然素材であるスクワランオイル(深海ザメの油)やホホバ油(熱帯の砂漠に自生する植物の油)などの油脂をバランスよく配合しました。次に、精製技術をさらに高めることにもチャレンジし、原料の臭いを消すことができたのです。

ついに、無香料の口紅の開発を成功させたナリスは、1981年に無香料メーキャップ化粧品「ドレッシーク」シリーズを発売。その2年後には、スキンケア製品「ベナムール」の無香料化にも成功しました。現在の無香料化粧品のパイオニア製品と言えます。

いつの時代も
使い心地のよいものを追求して

ナリスから無香料の化粧品が発売されると、その快適な使い心地に女性達が虜になりました。「香りがないって、こんなにも心地がいいんだ」。お客さまからの反響は、いつでも化粧品に対する新しい価値を生み出すきっかけとなります。2022年8月には「Vieta プロテクトヴェール カラーリップ」が発売。マスク時代におけるリップメイクのお悩みに対して、落ちにくさとうるおい・ツヤ感を両立するというトレンドを反映した画期的なアイテムです。ナリスはいつの時代も「使う方のためになるもの」を目指し、製品が開発されているのです。

こうして、今では当たり前の「無香料化粧品」という常識が生まれたのですね! ナリスは、化粧品を通じて安心と幸福を届けているのだと感じました! このストーリーを読んで、〝forother〟〈人様のために〉という経営理念を思い出しました。