セルライトって何?
どこにどうくっついているの?

セルライトとは、体内の脂肪細胞が排出されなかった老廃物と混ざり合って肥大化し、冷え固まったもの。通常の脂肪は溶けたバターのようにとろりとしていますが、セルライトはブツブツとした塊になってしまっているのが特徴。そのブツブツが皮膚表面に凹凸となって現れ多くの女性たちの悩みの種となっているのです。ちなみにセルライトは皮膚側(外側)だけでなく、筋肉側(内側)にもできる厄介な存在。そして太ももやお尻だけでなく、全身にできるのも覚えておきたい点。ただ、ダイエットを阻む存在に捉えられがちなセルライトですが、痩身以外にも弊害をもたらす可能性があるのです。

セルライトを放置すると
どんなことが起こる?

言わずもがな、セルライトは脂肪細胞の肥大化なので、放置しておくと太ります。その他、冷え固まった脂肪を全身にまとった状態なので、身体を冷やしてしまいます。身体を冷やすということは巡りが滞り、代謝を下げることにもなりかねません。さらにセルライトが身体中にはびこり固まった状態が長く続くと関節の可動域が狭まり、動かしにくくなったり、運動能力のパフォーマンスを下げることにもつながります。おデブの元…と甘く見がちなセルライトですが、放っておくと…さまざまな不調に繋がるかも!? しれません。

痛いけどやるっきゃない!
セルフセルライトつぶしテク

セルライトケアというと、とにかく痛い! 痛いのが嫌で続けられなかったという人も多いのではないでしょうか? でも、三澤さん曰く「現段階では、痛くないセルライトケアは残念ながらありません」とのこと。そう、痛みに耐えてセルライトをほぐして柔らかくして老廃物として流していくしか方法がないのだとか。 「最初は痛くても、毎日続ければ痛みを感じなくなる日が必ずきます! それを信じて毎日コツコツマッサージしてくださいね!」 三澤さんのオススメはお風呂だそう。「身体を洗いながら全身をグーでゴリゴリ流して欲しいのです。〝ながら〟だと無理なくできますよね! 背中など手のとどかない範囲はサロンなどプロの手にゆだねましょう。」
※痛い場合は無理をせず自身のペースで行ってください。

セルライトをできにくくする
3つの習慣

一度できたセルライトをなくすのは痛みも伴い大変!できることならもうセルライトは作りたくないですよね。そこでセルライトをできにくくする方法を伝授します。

① リンパを流して老廃物を溜めこまない

セルライトは老廃物と混ざり合って肥大化していくので、老廃物がたまらないよう定期的にリンパを流しましょう。

② 夏こそ湯船に浸かる

身体が冷えると巡りが悪くなり老廃物もたまりやすくなってしまいます。特に夏は熱くてシャワーで済ませてしまう人がほとんどだと思うのですが夏こそじっくり湯船に浸かって身体を温めて巡りを促進!

③ 糖分を控える

糖分は身体を冷やすので摂りすぎに注意!夏場は特にアイスなどのスイーツで糖分過多に陥りやすいのでほどほどに…を意識して。

やっぱり痛みは避けられないのかー!でも、原理がよくわかったので毎日コツコツセルライトケア頑張って健康美ボディを目指します!

三澤順子さん

「身体はすべてつながっている」をモットーに、パーソナルトレーナー、エステティシャン、加圧トレーナー、セルライト削り、整体など、あらゆる施術を組み合わせてお客様の理想とする健康美ボディを作る名トレーナー。白金台のカスタムケアサロン「Lieb」主宰。