マンガでわかる!
美しい素肌になれるプロセス
「お蚕美容法」とは

ペア製品を
わかりやすく説明する
新しいストーリーを模索

昭和26年。「コンクでふきとりした後、クロロホルモンクリームをたっぷりと塗って眠ると、翌朝肌がしっとりとしては肌に優しさを感じる」という評判が徐々に広がっていました。もっと多くの人たちにこの素晴らしい商品を広めていきたい。わかりやすい説明材料は不可欠ということで、ナリスはペア製品による「美しい素肌になれるプロセス」を説明する新しいストーリーの作成に取り組みました。

蚕がまゆを作るまでの
過程に着目!

ナリスは、いち早く老化角質を除去することに注目し、皮膚表面を形作っている表皮・真皮・皮下組織の自然の摂理による新陳代謝を科学的に究明することができました。しかも、すでに老化の始まった大人の肌でさえも、生まれたままの赤ちゃんの肌に近づけることができるということ、これが理論的にも正しいことを立証しました。そして、その仕組みはあたかも蚕が透明な皮膚を作る過程とまったく同じ原理であることに気づきました。

ふ化したばかりの蚕は黒々としているのに、脱皮を繰り返すうちに乳白色になり、ついには透明になります。やがて口から絹糸を吐き出しながら、自分自身を包みこんでいく。そうして、まゆは完成します。まゆからは、透き通った色白の美しい絹ができる。しかも、どんな糸にも染めることができる。これこそ、コンクとクロロホルモンクリームの役割と相乗効果を言い得ているものだったのです。

こうして、このプロセスを美肌づくりのプロセスになぞらえ「お蚕美容法」と名付けました。「お蚕美容法」は大変な話題となり、きちんとお手入れをすれば、あかぬけした美しい素肌になれると、多くの女性の心をつかんで行きました。

ペア製品使いの
ブームを起こした「お蚕美容法」

老化角質剥離(はくり)を目的としたふきとり化粧水のコンク。うるおいを補うことを目的とした保湿クリームのクロロホルモンクリーム。この2つはまさに、今のスキンケアスタイルの基本です。当時からいかに、ナリスの化粧品づくりの技術が皮膚生理を知り尽くし、皮膚科学に基づいて皮膚に有効な製品づくりをしてきたかを、このペア製品は立証しています。それが「お蚕美容法」というストーリーによって、改めて確認され、認識を深めることができたというわけです。

ナリスの美容理論である「余分なものを取り除き、必要なものを与える」という発想は、今の時代にも、進化をとげながら引き継がれているのですね。化粧水や美容液など、ついつい与えることばかりに意識がいってしまうスキンケアだけど、余分なものを取り除いてあげることの大切さを改めて気付かされました。