20代の透明感と40代の透明感
大切なのは「生活習慣」
「スキンケア」「ベースメイク」

年齢を重ねるにつれ、肌のエイジングは避けられないため「透明感」と一口に言っても20代と40代とでは目指し方&プロセスが異なります。20代の場合、透明感の障壁となるのはくすみ。乾燥によるくすみや血行不良によるくすみなどの対策をするだけでも肌の透明感は十分に引き出せます。一方40代になるとそれらに加えて長年蓄積された紫外線ダメージや、シミなど肌の表面に影を落とすトラブルも頻発。そのため、スキンケアや正しい生活習慣に加えてベースメイクで透明感を仕込む必要があるのです。20代、40代それぞれが注力すべき透明感テクニックをご紹介していきます。

透明感の大敵は「乾燥」
保湿重点スキンケアで
透明感の潜在力を引き出す

乾燥は毛穴を目立たせたり、くすみを引き起こす原因の一つ。肌の透明感を引き出すならたっぷり保湿をして肌をうるおいで満たしてあげるのが正解です。

  • 老化角質が鎖のように連なり厚くなっているのをほぐすようにケアできるふきとり化粧水で、肌を柔らかくなめらかに。全顔をケアしますが、特に口元、小鼻の横は念入りに。

  • 肌のすみずみまでうるおいで満たす高保湿化粧水をコットンでたっぷり塗布。塗ったつもりが案外塗れていない額やフェイスラインもしっかり細かく丁寧に。

  • 肌のこわばりを緩めて一緒に使う化粧品のなじみを助けるジェル状美容液は塗布後にしっかりハンドプレス。手の平の温度でじんわり肌を温めるイメージで。

  • スキンケアの仕上げはうるおいが続く高保湿乳液で。使用量は一円玉大程度。手の平同士でなじませてから全顔にやさしく塗布して。

ツヤとうるおいが鍵!
軽やか仕上げで
今どき透明肌へ

肌の透明感に必要な要素はみずみずしさ。それを演出するには保湿力のある下地、カバー力がありツヤ感を演出できるリキッドファンデーション、目元に光を宿す目元用ファンデーション、毛穴の影や肌の粗を飛ばす繊細なパウダーが必須です。これらを隙間なく塗るのではなく、顔の凹凸に合わせてメリハリをつけて塗ることで今っぽい軽やかな透明感を引き出せます。ちなみにこのベースメイクは40代の透明感演出にもおすすめです。

  • 下地はガイドラインを目安に顔の中心部に5点置きし、指の腹でやさしくポンポンとなじませて。顔の中心と同量をフェイスラインに伸ばすと抜け感が無くなるので注意。

  • 下地同様顔の中心部、ひし形のエリアで毛穴が目立ちやすい頬や小鼻の横を中心にリキッドファンデーションをなじませる。顔の中心と同量をフェイスラインに伸ばすと抜け感が無くなるので注意。

  • 密着度の高い目元用のファンデーションを目の下、アイホールに塗布。目元は皮膚が薄いのでこすらずやさしく伸ばして。

  • ナチュラルカラーをスポンジ面に取り、崩れやすいTゾーン、頬、小鼻の横を中心に塗布。毛足の長い面にシャイニーカラーを取り、ハイライトの要領で目元、頬の高い位置、Tゾーンにふわりとのせる。

睡眠、食事、適度な運動…
「バランス」のとれた生活も
透明肌には大切

寝不足で目の下にクマ、偏った食事で顔色が悪い、運動不足で巡りが悪い。これらも透明感を演出するには大敵です。世代関係なく、たっぷりの睡眠、バランスの良い食事、程よい運動は必要不可欠。とはいえ何かと忙しい毎日の中で、難しいのが三度の食事。青汁のような栄養補助食品を取り入れ、日々の食事をサポートしながらバランスの良い健やかライフを送りましょう。

世代によって目指し方が異なる肌の透明感。健やかな毎日の上に透明美肌は成り立つことがよくわかったので、基本に立ち返り、生活習慣やスキンケア、見直してみます!