
早めの準備が大切です!
気になる!を解決
汗とニオイのQ&A

Q. 汗はかかないよりかいたほうがいいの?
A. 汗は悪ではありません!熱中症予防や皮膚の保湿の役割も
汗には体温調節をして熱中症を防ぐという大切な役割が。他にも老廃物や余分な水分の排出、代謝を活発にする、肌の保湿など美と健康を司っていると言っても過言ではありません。汗をかくには汗腺機能を高めることが必要ですが、運動を習慣化することで鍛えることが可能。汗をかきにくい方はウォーキングや半身浴などで汗腺を鍛えていきましょう。
Q. 汗のニオイってどういう仕組み?
A. 皮膚の常在細菌と混ざり合うことでニオイが発生
汗自体にはニオイがなく、汗が皮脂や皮膚の常在細菌と混ざり合って分解されることでニオイ物質が発生する仕組みです。エクリン腺から分泌される汗はほぼ無臭ですが、アポクリン腺から分泌される汗には皮脂やタンパク質が含まれており、これがニオイの原因に。遺伝や食生活で変化し、また疲労やストレスが溜まると血中のアンモニア濃度が上がりニオイを伴った汗が発生することがあります。
Q. 汗っかきで夏が怖い…対処法はありますか?
A. 清潔を保ち、制汗剤も上手に活用を!
汗を不快なものにしないためには、体を清潔に保つことが第一です。可能であればこまめにシャワーを浴びたり、汗をかいたらタオルで拭うなど、汗をかきっぱなしにしないことが大切です。また、不快にしないための準備として、デオドラントスプレーなどをおでかけ前に塗布したり、入浴後にボディパウダーを使うのもおすすめです。

Q. 加齢臭vs皮脂臭。何がどう違うのか知りたい
A. ニオイの成分や現れる年代に違いがあります
加齢臭は加齢に伴い発生するニオイで、主に40〜50歳代頃からにおうように。皮脂に含まれる脂肪酸と過酸化脂質が酸化してできる「ノネナール」が原因。殺菌効果のあるボディソープで洗うのがおすすめ。皮脂臭は思春期から現れ、使い古した油のようなニオイが特徴。これは汗の中の乳酸が皮膚の常在細菌によって分解され発生しています。乳酸の発生を抑えるのが肝なので、適度な運動とゆっくりと入浴をして巡りをよくしましょう。
Q. 朝起きたときに枕からにおうのをどうにかしたい
A. こまめな枕カバーチェンジ&体臭ケアが解決の糸口
枕のニオイは汗や皮脂など分泌物によることがほとんどなので枕カバーを最低週に1回は洗濯を。また、頭皮のニオイは毛穴に詰まった皮脂が原因なので、薬用シャンプーなどでしっかり洗髪を。スキャルプブラシの併用もおすすめです。半乾きはニオイの原因になるのでドライヤーでしっかり乾かしてから就寝を。
Q. 何だか口がニオう気がする。どう対策したらいい?
A. 毎日の歯磨きを見直してみて
口臭の原因には胃腸の不調などにより舌の表面に舌苔が溜まってしまったり、歯の磨き残しによる歯垢や歯石で細菌が増殖することなどがあります。歯磨きをきちんとするのはもちろん、歯間までしっかり磨くのに加えて舌ブラシなどで舌苔を落とすことを習慣にするのがおすすめです。