2025.03.05

The wonderful world of traditional colors

Beauty

「色」の持つ歴史と奥行きを知ろう
すばらしき伝統色の世界

「色」の持つ歴史と奥行きを知ろう
すばらしき伝統色の世界

日々私たちの暮らしを彩る「色」。
そのなりたちからいにしえの時代から受け継がれてきた日本の伝統色についてご紹介します。

儚くも奥深い。古代から親しまれていた「色」

日常に当たり前に存在する色。そのルーツをご存知ですか?色は光から派生したものと考えられていて、古代の日本では「明・暗・顕・漠」と表されていました。明(アカ)は夜明けとともに空が明るくなっていく様子、暗(クロ)は太陽が沈んだ様子、顕(シロ)は夜が開けて周りがはっきりと見える様子、漠(アオ)は夜と夜明けの中間の様子、というふうに分けられていました。これら 4 原色赤・黒・白・青が日本で最初に認められた色彩語彙といわれています。この4 原色から派生する形で様々な色が人類の暮らしの中に誕生し、認識され、活用されていきました。

そんな色の始まりですが、別名和色と呼ばれる日本の伝統色が生まれたのは593年前後から710 年ごろまでの飛鳥時代といわれています。仏教文化と共に中国より染色技術が伝わって、染料の原料や染色方法を模倣し一気に広がっていきました。染色文化が最高潮に達したといわれているのが平安時代です。季節に合わせた色を選び纏うことが教養として求められるようになります。流行色の始まりともいわれる「今様色」が誕生したのも平安時代です。日本の伝統色の多くは自然植物そのものが持つ色や、情景を表現したことに由来します。

例えば牡丹色や山吹色などはそれぞれ花の色を、曙色は夜明けの空を表したものです。このように日本ならではの文化や風土から生まれているので、伝統色一つ一つがとても奥深く尊いのです。ちなみに現在、日本の伝統色はおよそ1100あるといわれています。人によって色の感じ方はそれぞれ。そう考えるとさらに色の世界は広がり、その曖昧さは一種の小宇宙ともいえそう。あなたが選び、纏う色にはロマンが詰まっているのです。

日本の伝統色からインスパイアされた
グロリアートの色図鑑

奥行きがあり、豊かなグロリアートの色の世界を堪能してください。

グロリアート ザ チーク

01 淡陽(あわひなた)
淡くやさしい陽の光をイメージ。自然にはつらつとした血色感ある肌を演出するソフトコーラル。

02 撫子染(なでしこぞめ)
無邪気や可憐を意味する撫子の花をイメージした淡いピンクローズ。大人っぽい華やかさを演出。

グロリアート ザ ハイライター

01 甘洸(あまほのか)
光があたった水をイメージ。温かみのあるピンクが、肌になじみつつ立体感とツヤを与える。

02 雪雫(ゆきしずく)
雪解けの雫がキラキラ輝くイメージ。白とライラックの合わせが肌に透明感と輝きをON。

グロリアート ザ クリームアイズ

01 密星(ひそかぼし)
暗くなった目元を、夜空を照らす星のように明るく見せるシャンパンベージュ。

02 密咲(ひそかざき)
花がふわっと開く直前のつぼみをイメージしたペールピンク。目元にさりげない血色感を。

グロリアート ザ パウダーアイズ

01 耀重(ようがさね)
目元を明るく見せつつ立体感を出すブラウンパレットは上品な輝きを重ねるイメージで命名。

02 宵色香(よいいろか)
日が暮れて間もない紫がかった幻想的な空をイメージ。切なさや大人の色気が香るピンクパレット。

03 黄昏惚(たそがれぼれ)
日が沈む前の黄昏時からの空の変化を表現したオレンジブラウンのパレット。上品且つ魅了する色味。

あなたは知っていましたか?「色」トリビア

世界最古の色はピンクだった!?

サハラ砂漠で 6億 6000万年前から生き延びてきたといわれている神秘の細菌、シアノバクテリアがピンクの色素を持っていたことが発見され、世界最古の色といわれています。

人は100万色見分けられる!

脳が色を見分けて認識しているのですが、一般的な色覚の持ち主でおよそ100万色見分けることができるといわれています。中には1000万色見分けられる人も存在するとか。

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