Recipe That Cares Yourself
はるいはるの/マルサラ飲食店 店主
春の食材から活力を頂き自分をいたわる
「マルサラ飲食店」店主 / はるいはるの
甘みのある季節の野菜を活かしつつ、山椒の葉とケッパーの苦みを効かせて
春キャベツで自然由来の甘みを主役に。
昆布に近いうまみを持つグリーンピースは出汁としても大活躍。
材料
◯鶏もも肉 1/2枚(150g)
◯塩 ふたつまみ(鶏もの肉の下味用)
◯昆布 3cmほど
◯水 200ml
◯春キャベツ 正味150g(小さめ1/4個)
→お好みで旬の野菜に変更しても良い
◯グリーンピース 100g(さやも含んだ分量)
→空豆、芋、トマトなど、お好みで甘味を含んだ旬の野菜に変更しても良い
◯山椒の葉 適量
→お好みで季節のハーブもしくは香りの強い野菜に変更しても良い
◯ケッパー 大さじ1
◯みりん 大さじ1
◯塩 小さじ1/3
◯オリーブオイル(美味しいものがおすすめ) 適量
〔下準備〕
・鶏もも肉:余分な皮や脂肪を取り除き、下味用の塩を両面にひとつまみずつまぶして、常温に戻しておく。
・昆布:水に浸しておく。可能であれば前日から、時間が無ければ1時間くらいでも良い。
・春キャベツ:1cm角を目安に刻む。
・グリーンピース:さやから出す。後ほど出汁を取るので、さやも捨てずにとっておく。
・ケッパー:軽く刻む。
弱火で仕上げたジューシーな鶏ももと、うまみが染み渡った春野菜の相性は抜群。甘さ際立つ春キャベツとグリーンピースに、アクセントのケッパーと山椒の葉の苦味をプラスすることで、バランスの良い味わいに。
旬の新茶をお吸い物に。 筍で食感を、菜の花で彩りを添えて。
ほろ苦さが魅力の新茶と菜の花をセレクト。コクと甘みが溶け出した菜の花を湯がいたお湯を活用して、食材のうまみを余すことなくいただく。
○茶葉 2g(新茶が好ましいが緑茶でも良い)
○下茹で済みの筍 薄切りにして3枚ほどになる分量
○菜の花 2本ほど
○70〜80℃くらいのお湯 150ml
○アミエビ 小さじ1ほど
○塩 少々
春の味覚代表である菜の花。湯がいた甘みのあるお湯で淹れたほろ苦い新茶と、アミエビのうまみが合わされば、スーっと心穏やかになるお吸い物の完成。
今回の献立
今回ご紹介いただいた2つの献立に共通するのは、「最低限の調味料で、素材のうまみを引き出すこと」。はるいはるのさんは普段の料理でも、基本的に藻塩やきび砂糖、みりん以外はあまり使わないのだとか。余分な調味料を減らすことで、素材のおいしさを上手に引き出すはるいはるのさんの献立で、毎日頑張る自分を労ってあげましょう。