若見えするリップって
どんなもの?

若見えリップのポイントについて教えてくれるのは、ヘアメイクアップアーティストの後藤若菜さん。

「年齢を重ねると唇の水分量が減り、縦ジワが目立ちやすくなります。そのためマットなものよりも、保湿力があって乾燥しづらいリップの方が若見えします。カラーは人によって似合う、似合わないがありますが、血色感を足してくれるものがオススメです。

また、だんだんと唇と肌の境目がぼやけてくるので、唇の輪郭を自然にカバーしてくれるものを選ぶのも大切です。境目がぼやけているとだらしなく見えてしまうので、淡い色のリップを塗る場合はリップライナーを使うなどしてきちんと輪郭を取りましょう。逆に、濃い色で輪郭を取りすぎるとキツく見えるし、唇のフチに色が溜まって老けて見えます。濃い色を塗るなら、1回軽く全体に塗ってから真ん中のみ2度塗りしたり、唇の山を指で馴染ませて。リップで本当に印象が変わるので、上手に選んで若見えを叶えましょう!」

ナリス的〝若見えリップ〟
珠玉の7本はコレ!

王道の赤リップも、シアータイプならキツい印象にならず血色感と透明感を演出できます。カジュアルに塗れる、敷居の高すぎない赤リップで若々しさをプラス。

グロリアートのルージュは、乾燥しづらく縦ジワに入りにくいので若見えにピッタリ。唇のフチにたまらないようさらっと輪郭をとって、中心にのみ色を重ねて。

コンサバっぽく見えがちなピンクリップこそ、シアーなテクスチャーだと使いやすい。うるおい感&カラー自体のカワイさで、まさに〝若見え〟!

ベージュリップを塗るのと、何も塗らないのとでは大違い! 唇のムラやくすみをカバーして、若く、かつ上品に見せてくれる好感度ベージュは1つあると便利。

冬につけたいこっくりカラーのリップは、艶のある軽やかな質感をチョイスして。全体にさらっと塗り、内側に2〜3回重ねると中心がうるっと見えて美しく&若々しく。

トレンドのオレンジに挑戦したい!という方にオススメの、透明感のあるシアーなオレンジ。唇の色を補正しつつ血色感をプラスして、親しみやすい印象に。

流行のオレンジを若々しくまとうなら、くすみカラーでなくハッキリしたオレンジを。これ1本でオシャレ顔に見えるので、リップを主役にしたメイクに最適。

老け見えするNGポイント

年齢を重ねると唇の水分量が減ってしまうので、ただでさえ乾燥しやすいところに、マットなリップを塗れば縦ジワに入りやすくなってしまいます。うるおいや艶感のあるリップを選ぶだけでなく、普段からこまめに保湿をしてケアを怠らないようにしましょう。

年齢を重ねると口周りがくすんでくるため、濃い色でしっかり唇をフチ取りすぎるとキツい印象になったり、顔からリップだけが浮いてしまうことに…。唇の山を指でぼかしたり、ティッシュオフしたりして、ちょっとの手間で老け見えを回避して!

口紅の前に
リップクリームで保湿を

口紅を塗る前にリップクリームで保湿するのは大事ですが、べたっとした質感のものはNG! シアー系の口紅なら唇の上で滑って色が乗らなくなってしまうし、マットな口紅ならせっかくの質感が台無しに。保湿力のあるさらっとしたテクスチャーがオススメです。

 

マスクを外すことが増えてきたから、リップには気を使いたいところ。若見えする質感やカラーのポイント、次にリップを買うときにぜひ意識してみて!

後藤若菜さん

雑誌やウェブなど、様々な現場で活躍するヘアメイクアップアーティスト。クールでモードな世界観を感じさせながら、どこか女性らしいメイクもお得意。